無料でオープンソースのWindows用スクリーン・リーダー をNVDA (NonVisual Desktop Access) 紹介します。
NVDA でリリースされたものを元に「
NVDA日本語化プロジェクト」により、日本のユーザーのかたにも使いやすいような修正がされたインストールパッケージです。NVDAのメッセージやインストール時のメッセージが日本語化され、無変換キーが制御キーとして使用可能になります。また、日本語音声合成エンジン JTalk が内蔵されています。
視覚障碍者が使用するスクリーンリーダーが無料で提供されているので、晴眼者が自分のホームページやブログのアクセシビリティ(誰にでも読みやすいか)を確認するために使用されることを、お勧めします。
【 ソフト名 】 NVDA 2011.2j (2011/9/30 リリース)
【 動作環境 】 Windows XP / Vista / 7
【ソフト種別】 オープンソース
(GNU 一般公衆利用許諾契約書 (Version 2) )
●特徴および注意事項
・無料である。
・Firefox で読み上げができる。
・日本語入力中の漢字の変換候補を詳細読みが可能。(32bit 版の MS IME, MS Office IME, ATOK, Google 日本語入力)
・レビューカーソル位置の文字の詳細読みが可能。
・内蔵の音声合成エンジン JTalk により音声出力が可能。
・USBメモリーや他の携帯型メディアによる実行が可能。
・無料の音声合成エンジン「Microsoft Server Speech」を使用可能。(Windows XP は正式にはサポートされていません)
・LibreOffice / OpenOffice.org / Lotus Symphony に対応。 Java と Java Access Bridge のインストールが必要。
・NVDA日本語版パッケージは、まだ開発途中のものであり、予期できない問題を含んでいる可能性もありますので、ご自身の責任でご利用ください。
●システム要件
【OS】 Windows XP/Vista/7
【メモリ】 256MB 以上
【CPU】 クロック周波数 1GHz以上
※私見ですが、快適に動作させるには、XPでは768MB以上、Vista / 7 では2GB以上のメモリが必要です。
●インストール方法
(1)
スクリーンリーダNVDA日本語化プロジェクト:ダウンロード:nvdajp_official を開く。NVDA をお使いの方は、Hキーを数回押して、[リリースファイル一覧] まで移動する。
(2)いずれかのタイプのファイルをダウンロードする。
・インストール版(ファイル名:_installer.exe)・・・インストールが必要。Windowsログオン画面でも使える。
・ポータブル版(ファイル名:_portable.exe」)・・・自己解凍をしてファイルを実行するだけで起動できる。USBメモリなどに入れれば、インストールされていないPCでも使える。
(3)ダウンロードしたファイル(xxx_installer.exe) を実行する。
(4)NVDA バージョン xxxx のセットアップ ⇒ [次へ]
ライセンス契約書 ⇒ [同意する]
(5)旧バージョンがインストールされている場合は、以下のメッセージが表示されます。
以前にインストールされた、前のバージョンのNVDAがシステムに見つかりました。⇒ [次へ]
(6)インストール先を選んでください ⇒ [次へ]
コンポーネントを選んで下さい ⇒ [次へ]
スタートメニューフォルダを選んでください ⇒ [インストール]
NVDA セットアップ は完了しました ⇒ [完了]
●音声エンジン
同梱されている音声合成エンジン Jtalk 以外に、以下のものが使用できます。
●初期設定
(1)次のいずれかの方法で、NVDAを起動する。
・スタートメニューからNVDAのショートカットを選択する。
・ショートカットキーCtrl + Alt + N
・Windows Vista/7 なら、[Windowsキー]を押して、"nvda "と入力して、エンターキーを押す。
・デスクトップのNVDAアイコンをダブルクリックする。
(2)「Welcome to NVDA」
■無変換キーをNVDAの制御キーとして使用
にチェックを入れ、
□NVDAの起動時に、このダイアログを表示する
のチェックを外して、[OK]をクリックする。
(3) システムトレイ上のNVDAアイコンを右クリックするか、 Insert + N (あるいは、無変換 + N) を押してNVDAメニューを開き、[設定] [出力先] を選択して、”出力先” にインストールされている音声合成エンジンを選択して[OK]をクリックする。
(4)NVDAメニューから、[設定] [キーボード設定] を選択し、”キーボードレイアウト”で、テンキー(0〜9の数字キー)が付いているマシンをお使いなら [デスクトップ] を、付いていないなら [ラップトップ] を選択する。
●設定の保存
NVDAメニューから、[設定] [一般設定] を選択し、
■終了時に設定情報を保存する
にチェックが入っていれば、変更された設定は、終了時に保存されます。
ここのチェックを外せば、NVDAを再度起動したときに、設定が元の値に戻ります。設定が固定したならば、誤操作で変更してしまわないように、このチェックを外しておくのもいいでしょう。
チェックが入っていない場合に、設定を保存するには、NVDAメニューから、[設定情報の保存] を選択するか、Insert + Ctrl + C (あるいは、無変換 + Ctrl + C) を押します。
●ログオン画面でNVDAを使用する
(1)NVDAメニューから、[設定] [一般設定] を選択する。
(2)■Windowsへのログオン後にNVDAを自動的に開始する
■ログオン画面でNVDAを使用する
にチェックをいれて、OKボタンを押す。
●ショートカットキー(Ctrl + Alt + N) での起動
インストール版をインストールした場合には、Ctrl + Alt + N でNVDA が起動します。ただし、インストール時にデスクトップに作られた NVDAアイコンを削除したり、クイック起動に移動した場合は、無効になります。
ポータブル版でも、以下のように、NVDAフォルダ内の nvda.exe へのショートカットをデスクトップに作成をし設定をすれば、起動できるようになります。
(1)nvda.exe を右クリックし、[送る] [デスクトップ(ショートカットを作成)] を選択する。
(2)作成されたショートカットを右クリックして[プロパティ] を選択する。
(3)ショートカットキーの入力欄に移動して Nキーを押す。Ctrl + Alt + N と表示されたら、[OK] をクリックする。
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